目次
外遊びって楽しい
体の機能が高まる
走ることひとつとっても、足を速く動かす、腕をふる、まっすぐ前を見る、まっすぐ走る、ゴールを目指す…と頭や体の様々な機能を使うことになります。
ただ走るだけではなく、鬼ごっこなどで走るときは、友達にぶつからないように注意したり、鬼から逃げるために鬼を注視したりするなど、社会性も育ちます。
どうしたら転ばずに早く走れるようになるか考えることもあるでしょう。体を動かし、自分の思うように動いてみたい…そのきっかけが外遊びになるのです。
自然と触れ合える
外で遊ぶことは、室内遊びと違い、出かけるたびに違った刺激があります。天気や気温、風の強弱、芽吹く植物、虫や野鳥などから季節を感じられるので、子どもの豊かな情緒を育てることができるでしょう。
先生たちは、年齢の小さな子どもには特に「お花が咲いたね」「アリさんいたね」など事象を言葉に表し子どもへ伝えることで共感します。
お友達とコミュニケーションをとれる
外で遊ぶことは室内の遊びと違い、様々な遊びが展開されていきます。
室内遊びの時に生じやすい、友達同士のケンカが少なくなり、室内遊びとはまた違った友達と関わることで、友達の良さを理解し、友達関係が広がります。
外遊びは、心も体も開放されるので子どものストレス解消にもつながり、子どもにとっては、なくてはならない時間なのです。
外遊びに欠かせない4つの遊び!
【1】ケンケンで遊ぼう
片足でバランス感覚アップ

誰もが子どもの時に経験したことのある遊び「ケンケン」。2歳~3歳くらいになると片足でジャンプできるようになりますね。
ケンケンでできる遊びの代表と言えば「ケンケンパ」です。片足でやるのが難しい時には、両足飛びでもOK。ケンケンパを繰り返し遊ぶうちにできるようになることでしょう。
年中から年長になると左右に子どもを分けて、ケンケンで真ん中まで行き、友達に会ったらじゃんけんし、負けたほうが元の場所へ戻る、勝ったほうはそのまま進む、という遊びもできるようになります。
地面にチョークで丸を書いたり、土であれば棒で丸く描いてやってみましょう。フープを使ってもよいのですが、慣れないうちは踏んづけてケガにつながることもあるので、注意しましょう。
【2】ブランコで遊ぼう
順番・ルールを身につけられる

小さなころからパパやママと公園でブランコで遊んで経験のあるお子さんは多いことでしょう。背中を押してもらうブランコは、とても楽しい子どもの遊びですね。
風を感じて動くことで視界が変わり、いつまでも乗っていたくなるような気持ちよさに子どもも大好きなはずです。
保育園や幼稚園の集団生活においてもブランコ遊びは様々なことを学べます。自分でこげるように体感を覚えること、ブランコは数が少ない遊具なので順番を守ること、ぶつかると大変危険なので、並ぶ場所や横ぎるときに十分注意をすることで危険に対する視野も広がります。
保育園や幼稚園では、先生が十分注意しながら関わります。園庭や公園の固定遊具には必ず保育士や教諭がついているので、子どもも自然と危険やルールを理解できるようになるでしょう。
外遊びのときに気を付けたいこと
虫刺されに注意
春や秋はハチの活動が活発になる季節です。夏もブヨや蚊が多くなります。虫刺されにも十分注意し、刺されたときの対処法もしっかり覚えておきましょう。
熱中症・日焼けに注意
日焼けや水分補給にも十分注意する必要があります。年齢に合わせて適度な時間で切り上げる、さほど気温が高くなくても水分補給を忘れず行う、帽子をかぶるなどの身支度も、子どもは自分で気づいて気を付けることは難しいので、大人が配慮をする必要があります。
まとめ
子どもは外で遊ぶことが大好きです。様々な固定遊具や自然とのふれあいで、様々な体の運動機能や脳への刺激を受け、発達していきます。開放的になるため、ケガや事故には十分に気を付け、目を離さないようにしましょう。
また、気温や日焼け、水分補給や衣類の調節については、子どもはなかなか気づくことができないものなので周囲の大人が十分に配慮し、楽しく過ごせるようにしましょう。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。