目次
気になる調査のポイントは?
●男の子、女の子ともにトップ人気は水泳!!
●野球は男の子に人気も、女の子ではトップ10圏外
●ダンスは男の子では6位の一方、女の子では2位に
●スポーツをさせる予定がない割合は女の子が多い
男の子と女の子の間で、成長とともに違いが出てくるように、習わせたいスポーツでも両者の間で大きく異なることが分かりました。
子どもが小学校へと上がる頃、スポーツを習わせてあげたい
お金のかかる習い事だからこそ、じっくり検討して選びたい!
気軽に多くのことを経験させたい気持ちがある一方で、何か一つに集中して、子どもの可能性を引き出してあげたいのも親心。「何を習わせてあげるか」を絞るのは、限られたお金の使い道を考えても重要なポイント。
リーズナブルな習い事もあれば、中には月謝が1万円前後もする習い事もあるなど、費用負担はあなどれません。家計に無理が出ないよう、お金のかかる習い事はじっくり検討してから決めたいですよね。
スポーツを習う事で技術の習得や運動神経の発達が期待できるだけでなく、学校外にお友達ができるのもメリット。その習い事が中学生、高校生の部活、大学のサークルや社会人のスポーツ活動へと続いた場合、やはり人との出会いが生まれるので、習い事としておおいに魅力があります。
スポーツの習い事は、体育の授業が始まる就学以降?

子どもはおうちやおそと、保育園や幼稚園での運動や、大きく身体を使った遊びが大好き!
未就学児の幼児期に何らかのスポーツを楽しむ機会もありますが、小学校へ上がる時期こそ、習い事としてのスポーツを検討する有力なタイミングの一つ。なぜなら、「体育」の授業が始まり、本格的に体を動かすことが日常的になるから。
新たな環境に慣れつつある小学校低学年で本格的に始めれば、将来はオリンピック出場やプロを目指すアスリートにだってなれるかも?!
そこで今回は0歳児以降のお子さんがいるママに「就学以降」をイメージして回答いただきました。
対象としたスポーツは器械体操/新体操、ゴルフ、サッカー、水泳、スキー/スノーボード、スケート(アイススケート)、ソフトボール、卓球、ダンス、テニス、バスケットボール、バレーボール、武道(空手、柔道、剣道、合気道など)、野球、ラグビー、陸上競技(五十音順)
それでは、アンケート結果を詳しく見ていきましょう!
種目を問わず一人競技で集中力を養ったり、集団スポーツで仲間との協調性を育んだり、心の成長も促してくれるおすすめのスポーツを要チェックですよ。
子どもに習わせたいスポーツランキング【男の子編】

まずは男の子の結果から。2位以下を2倍以上も大きく離して水泳がトップ人気となりました。
ピアノや塾、そろばんなどと同様、習い事として大人気の水泳は、道具がいらない点でも、多くの家庭で検討されていることではないでしょうか。道具を一式買い揃えてスタートしたけれど、子どもが飽きてしまった!という残念な結果は避けたいところ。
そしてサッカー、野球と球技が続き、礼儀を重んじる空手や柔道などの武道が4位、バスケットボールが5位にランクイン。
勝敗を決めたり、タイムを競い合ったりするスポーツに続いて、パフォーマンス性や表現力が問われるダンスが6位に。リズム感やバランス感覚を養うには最適な運動の一つとして高い人気があります。
武道同様に中学校の授業で必須となったことも無関係ではないかもしれませんね。保育園、幼稚園に通っている子なら、踊りの要素は日々、経験することなのでなじみやすいスポーツとも言えそう。
以下、テニス、バレーボール、器械体操/新体操、そして10位が陸上競技という順位になりました。
子どもに習わせたいスポーツランキング【女の子編】
2位、3位はダンスと体操系がランクイン!

男の子では6位、9位だった個人競技のダンス、器械体操/新体操がそれぞれ2位、3位と上位になっていることも女の子のランキングの特徴。きれいな姿勢、しなやかな動きで優美さを競うスポーツは、男の子よりも人気であることが明らかになりました。ダンスや体操は衣装やユニフォームへの憧れが女の子特有の理由としてあるかもしれませんね。
4位のテニスも女の子のほうが人気、続く5位の武道は男の子、女の子ともに人気、6位から8位は球技がランクイン。
9位は3種が同率で並びましたが、そのうち2つは男の子のランキングでトップ10圏外だったスキー/スノーボード、ゴルフとなっています。
野球は圏外と男の子ほどの支持がない代わりに、ソフトボールが10位に。近年、ニュースなどで女子日本代表チームの活躍を目にするなど、男子に比べより脚光を浴びているので納得?
なでしこジャパンの活躍で盛り上がるサッカーが0.44%でトップ10圏外、13位と低調なのは意外な感じがするでしょうか。
子ども時代の習い事、ママとパパは何のスポーツをやっていたの?
子どもの習い事、ママの時代に人気のスポーツは
ところで、回答を寄せていただいたママパパが過去にやっていたスポーツ活動では何が人気だったのでしょうか?「習わせたい」ランキングの結果に、何らかの影響を及ぼしているのでしょうか?
中には全国レベルで活躍した選手だった!なんていうママパパもいるかもしれませんね。
保護者である親自身がやっていたスポーツなら、子どもが習い事として同じスポーツをやる場合、次のようなメリットが考えられるのではないでしょうか。
共感してあげられたり、相談相手になったり、時には練習相手になったり、送り迎えの際や帰宅後の会話が盛り上がったりと親子にとって大切なコミュニケーションの機会が増える。
子どもにとっては、一緒に楽しさを共有できる人が身近にいることで安心感を得たり、習い事のモチベーションも上がったりしそうですよね。
これについて「あなたが中学・高校で最も力を入れたスポーツは何ですか?」と同じ回答項目でアンケートを実施しましたので、見ていきましょう。
番外編!?あなたの好きな異性の人、憧れの人は、子どもの習い事で何をやっていた?
子どもの習い事スポーツナンバーワン!水泳人気はどこからやってきたの?
それでは、水泳人気はどうとらえればよいでしょうか。
体験による実感として自ら「推薦できる」スポーツが「自分(ママパパ)がやっていた」、それに準じるものとして「好きな異性の人もしくは憧れの人がやっていた」であると仮に考えます。すると、それらの上位に「水泳」が入っていれば「習わせたい」が男女ともにダントツ人気であることに納得ができそうなもの。
しかし、上3つのランキングでは「ママがやっていた」7位、「パパ〃」9位、「好きな異性、憧れの人〃」8位と、いずれもトップ5にさえ「水泳」は入っていません。
つまり、少なくとも今回ご協力いただいたママパパの時代には突出した人気はなく、後年、水泳に関して何らかの「子どもに習わせたくなる」情報や口コミが広まって、順位が押し上げられたことが考えられそうです。
一説によると、水泳が学力に良い影響を及ぼしているともされ話題になっています。近年になって教育的な側面から水泳人気がクローズアップされているのかもしれませんね。
この記事に関連するリンクはこちら
※【子どもに習わせたいスポーツ】に関するWebアンケート※実施期間2018.07.24-2018.07.26※n=1968
まとめ
親と子では時代や世代が異なり、スポーツにも世相や流行などが反映され、人気の順位も変わるものですよね。
さまざまなスポーツがあるなかで、ママパパの「習わせてあげたい」気持ちや期待、子どもの興味や希望は、そのスポーツとの出会い、出発点となります。好きなことにチャレンジできれば子ども達の笑顔は増えるから、じっくりと検討したいところ。
また、指導者や先生との出会いは、スポーツだけでなく、精神的な成長も期待できます。マンツーマンなど親密なレッスンの末に、いつかある分野の才能が開花することを想像したり、休日に試合の応援に精を出したり、親としての楽しみも広がりそうですよね。
先輩ママパパによる今回のアンケート結果を、みなさんが実際の習い事として検討、決断する際にぜひ参考にしてみてくださいね!
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