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【1】2歳児クラスで人気の手遊びベスト3!パン屋のメロンパン
気分はみんなでお買い物!
出典:youtu.be「パン屋に一つのメロンパン~♪」一回聞いたらクセになるこの手遊びをベスト3に選んでみました。以下が歌詞になります。
『パン屋のメロンパン』
パン屋に5つのメロンパン ふんわり丸くておいしそう
〇〇ちゃんが一人でやってきて 「メロンパン一つくださいな」
「はい どうぞ!」 メロンパン一つ買ってった (パンを一つずつ減らして繰り返す)
パン屋に0個のメロンパン ふんわり丸くておいしそう
〇〇ちゃんが一人でやってきて 「メロンパンひとつくださいな」
「ごめんね もうないの・・・」 (皆で少しずつ分けてあげる)
「はい どうぞ!」 メロンパン皆で食べました
決まり文句を覚えて使うことができるようになる
メロンパンの手遊びでは、決められたセリフを覚えて実際に使ってみるというところに発達の助けがあります。2歳児さんになると2語文での会話がだいぶ上手になってきます。「〇〇くん、食べた」、「〇〇ちゃんも、するー」という主語と述語だけの文章を2語文と呼びます。
この頃には、生活の中での決まり文句について興味を持ったり、実際に使うことができるようになります。ごはんの前には「いただきます」、もう少し食べたい時には「おかわりください」、食べ終わったら「ごちそうさまでした」、帰りの会で「みなさん、さようなら」の様な決まり文句です。
その中でパン屋さんの手遊びでは「メロンパン1つくださいな」という、決まり文句が含まれています。こうした手遊びを重ねていくと「お買い物ごっこ」などに発展させていくことができます。
メロンパンが0個になった時のものは、先輩保育士さんがやっていたものに筆者なりのアレンジを加えています。売り切れてしまうことがある、という事実を伝える目的もありますし、お友達が悲しい時には優しく分けてあげようねと伝える目的があります。
発展型として、手遊びを覚えてきたら「〇〇ちゃんが一人でやってきて」の部分を、複数人にしてあげるのも面白いです。「〇〇ちゃんと ××くんと △△ちゃんがやってきて」と行った感じだったり、保育園ならではだと「〇〇クラスさんが皆でやってきて」という風な感じです。
年齢が低い場合には「せーの」と掛け声をかけてあげると指名された子ども達が一緒に「メロンパンひとつくださいな」とセリフを言うことができますよ。
【2】2歳児クラスで人気の手遊びベスト2!上がる上がるエレベーター
みんなのエレベーターはどこまで上がるかな?
出典:youtu.beエレベーター?エスカレーター?手遊びの中で、生活の中で利用するものを覚えられるこちらの手遊びをベスト2に選びました。以下、短いですが歌詞です。
『上がる上がるエレベーター』
上がるあがるエレベーター 1(ワン)、2(ツー)、3(スリー)! びゅーん!
下がるさがるエレベーター 1(ワン)、2(ツー)、3(スリー)! びゅーん!
左右交互に手を動かせるようになる
これまでの手遊びは基本的に左右対称な動きが多かったのですが、ここでは「上がる上がるエレベーター」の部分で、左右交互に手を動かす動作が含まれています。
最初はぎこちないのですが、慣れてくると段々と動きはなめらかになっていきます。単調で覚えやすい手遊びはリズムを変えてあげたりすることで、何度でも繰り返して遊ぶことができます。
また、エレベーターというものがどういうものかを、この手遊びを始める時(保育士は導入と言います)に話してあげるようにします。生活の中で利用するものの名前を、こうした遊びの中でも覚えて興味をもつことができるように促していくためです。
ご家庭だったら買い物に行く前に、この手遊びをして、デパートのエレベーターに乗った時に「これがエレベーターだよ」と教えてあげると良いでしょう。
【3】2歳児クラスで人気の手遊びベスト1!アンパンマンのお出かけ
大好きなあのキャラクターと身支度を一緒にしてみよう!
出典:youtu.be大人気のアンパンマンとドキンちゃんの身支度!ダントツの人気で「手遊びなにがしたい?」と聞くと決まって「アンパンマンの!」とリクエストされていた手遊びです。
『アンパンマンのお出かけ』
アンパンマンがお出かけする時は
マントにベルトに支度して
パワーをぐんぐん溜め込んで
バイキンマンをやっつけろ 「あーんぱーんち!!」
ドキンちゃんがお出かけする時は
ツノにシッポにオシャレして
ワクワク ドキドキ うれしいな
食パンマンに会いに行こう 「んー、ちゅ」
着替えに関心を持たせる
2歳児さんでダントツの人気だった、こちらの手遊びをベスト1に選んでみました。いやー、やっぱりアンパンマンは強いです。笑
着替えにも関心が出だした2歳児さん頃なので、そういった意味でもアンパンマンやドキンちゃんも身支度(着替え)をしていること知って、より興味関心を広げてくれればという狙いもあります。
とはいえ、ただ手遊びをしたら、その手遊びが持つ発達の狙いが達成されるものではありません。手遊びはあくまで、その狙いを達成する為のツールなので、保育士が狙いを理解して導く必要があるのです。
「アンパマンはお洋服 何を着ている?」と聞いたり、他の遊びの時にマントやベルトをしている子どもがいたら「アンパンマンみたいだね!」と声をかけるのも良いですね。節はCMなどでも聞いたことのある有名な曲のもので覚えやすいですし、ぜひパパママも覚えてお子さんと一緒にしてみてくださいね。
まとめ
今回は筆者が2歳児クラスの担任をしていた頃に「人気だったもの」、「2歳児クラスの発達の狙いに合うもの」を基準にして、ベスト3を選んでみました。
いつも何気なくしている手遊びにも色々な発達の狙いが含まれているのだな、と頭の隅に置いておいてもらえたら嬉しいです。ご家庭ではそんなこと気にせずに、楽しんでもらうのが一番ですけどね。笑
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