車の中でも楽しく遊ぼう
道具がなくても大丈夫!状況を楽しもう

行楽シーズンには長時間の移動や、渋滞がつきものです。揺れる車内でおもちゃも使えない、DVDにも飽きてしまった。そんな状況になってしまったことはありませんか?そんな時こそ、せっかくなので状況を逆手にとって、車内できる遊びを家族で楽しみましょう。
長時間、家族が一か所に集まることはなかなかないですし、普段とは違う限られた条件の中でも、工夫次第で「つまらない」を「楽しい!」に変えることができますよ。子どもも工夫して遊ぶ方法を学ぶことができるので、モノに頼らない遊びはおすすめです。
どんな遊びがいい?
乗っている人に合わせた難易度の遊びを

ルールが難しいと、年齢によって子どもが理解できないので、兄弟・姉妹がいる場合は、下の子に合わせてあげたり、ママチーム・パパチームに分かれるなどして、みんなが楽しめる遊びがおすすめです。しりとりも、基本のルールに飽きてきたら、縛りを取り入れたりすると、より盛り上がりますよ!
英語教育をはじめたご家庭なら、ゲームの中にちょっと取り入れてみたりすると、言葉遊びの幅が広がります。また、数字もゲームに使うことができます。前の車のナンバーや信号の数、車の数などまわりにも数はたくさんあります。10までの数字なら、幼児もわかるのでおすすめです。
何人でもOK!赤ちゃんも楽しめる

歌を歌う、ものまねをする系の遊びは、人数や年齢に関係なく楽しめます。低月齢の赤ちゃんは、みんなが歌っているのを聞いて楽しんだり、一緒に歌ったりできます。色やものの名前がお話できるなら、外の景色から「何色がある?」のようなクイズも楽しめます。
ママが赤ちゃんに「お山が見えるね、緑色だね。次は何が見えるかな」のように語りかけたり、パパは運転手さん、ママや兄弟・姉妹はガイドさんになったつもりで、車内アナウンスしてみたり、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しみましょう。
道具は使わないほうがいい

車内で使えるおもちゃは、せいぜいぬいぐるみぐらいで、ドライバーが集中できなくなるもの、散乱するもの、当然ですが、事故につながるようなことは避けましょう。車酔いの原因になるようなゲームも不向きです。
車酔いしてしまうと、気分が悪くなって楽しいおでかけを存分に楽しめなくなってしまうので、TVゲーム好きな子どもも、車に乗っている間はちょっと我慢しましょう。パパママもゲームやDVDやTVゲームの他にも、楽しいことがあることを、一緒に遊ぶことを通して伝えましょう。
【1】しりとり遊び
誰もが知っているしりとり!アレンジでマンネリ回避

ルールは説明不要ですね。基本のルールをちょっとアレンジして縛りをつけるだけで、ゲーム性がアップして「簡単過ぎでつまんない」を解消できます。例えば、2文字の言葉しか使えない。のような「文字制限しりとり」や、言った言葉をどんどん記憶していく、「覚えてしりとり」などもおすすめです。
その他、食べものだけや、赤いものだけなどの一定のジャンルのものしか言えない「ジャンルしりとり」のようにルールを変えると、マンネリ解消にもなります。また、新しいルールを考えるのもゲームのひとつになります。
【2】1小節カラオケゲーム
みんなが知っている歌で盛り上がろう

BGMに合わせて歌うのも楽しいですが、もっと盛り上がるのは「1小節カラオケゲーム」です。家族みんなが知っている歌や、動揺や小学校で習う曲をお題にして、1人1小節ごとに歌って、歌詞を間違えたり、つまずいたら負けになるゲームです。
ルールアレンジは、1小節ごとから好きなところまで歌ったり、最後に次に歌う人を指定して「お姉ちゃん!」などと呼びかけ、歌ってもらう方法などがあります。「歌うのはちょっと苦手」という家族には、歌詞を読み上げてもらうだけにするなど工夫することもできます。
大きな声を出したり、歌を歌えるのは、家族そして、車内ならではの遊びですよね!お家で歌うのとはまた違い、素敵な景色を眺めながら歌うのも気持ちがいいですね。
【3】○○しちゃだめゲーム
禁止事項を決めてやってしまったらアウト!

遊び方は、「今からちっちゃい”つ”は使っちゃダメ」という風に禁止事項を決めます。うっかり、会話でちっちゃい”つ”を使ってしまったら負けになるゲームです。相手にその言葉を言わせそうと仕掛けたり、そのせいで自分が言ってしまったり、意外とハマってしまうのでおすすめです。
アレンジ方法は、罰ゲームを設定したり、禁止事項を2つにしてみることもできます。人数は2人からでも遊ぶことができます。
【4】発見ゲーム
景色を楽しみながら発見しよう!

遊び方は、「青い車」などと、お題を決めて1番先にそのものを見つけた人が、勝ちというゲームです。ゲームをしながら、外の景色も楽しむことができておすすめです。注意点はドライバーが参加できないこと。よそ見をして思わぬ事態になるかもしれないので、運転に集中してもらいましょう。
難易度も、小さい子どもには「黄色いものを最初に見つけたら勝ちだよ」といった感じに、やさしくしてあげれば、兄弟・姉妹に混ざって参加できます。お題を出す人を、子どもにしてもまた楽しいですよ。
【5】30を言ったら負けゲーム
2人から遊べる簡単な頭脳ゲーム

「31ゲーム」という名前でご存知の方もいるのではないでしょうか。1から順番に「1、2、3」と連続して3つまでの数を言っていって、最後に31を言わないといけなくなった人が負けというルールです。負けの数字は50にしたり100にしたり変えることができます。
頭を使って負けないように工夫をしたり、算数がわからなくても、単純に数を言っていくだけでも楽しめるエキサイティングなゲームです。数を30くらいまで数えられる子どもなら参加できます。
【6】連想ゲーム
「マジカルバナナ」を教えてあげよう!

しりとりと並んで、定番のゲームです。遊び方は、最初の人が「りんご」などお題をだして、次の人はりんごから連想する言葉「赤い」などの言葉を続けていくゲームです。このルールだと、小さい子どもでも考える時間ができるので、比較的簡単に遊ぶことができます。
小学生くらいでやや物足りない感じがしたときは、昔テレビでやっていた「マジカルバナナ」のリズムを取り入れてみて下さい。スピード感がでて、よりエキサイティングになるのでおすすめです。
【7】車のメーカーあてクイズ
特に男の子に人気 車種当ても

高速道路や渋滞で、まわりに見えるものが車だけのときにおすすめのゲームです。まだ、車のメーカーを知らない子どもには「お星さまのキラキラがついているのがスバルだよ」などと、メーカーのエンブレムの形を教えてあげましょう。
車のことなので男の子やパパの得意ジャンルです。遊び方は、「前の車のメーカーはなんだ?」という風に問題を出して、答えてもらいます。車に詳しい子どもの場合には、メーカーでは物足りないかもしれないので、車種を答えてもらってもいいかもしれません。
【8】質問ゲーム
質問して答えるだけの単純ゲーム

勝ち負けがなく、質問したり、それに答えるなので、頭を使わずドライバーも無理のない範囲で参加できそうです。遊び方は、1人の質問者が「好きな色はなんですか?」という問いに全員が「青」「ピンク!」と答えてもらったり、みんなが質問者になって、特定の人にずっと質問し続けたりなど様々です。
普段聞いたことない答えなど聞けたり、知らなかった家族の1面を知ることもできるかもしれませんよ。ふだん、忙しくて家族の会話が少ないお家でも、このゲームをきっかけに会話の糸口が見つかるかもしれません。
【9】予想ゲーム
予想するだけのお気楽なゲーム

遊び方は、「後ろの車はどこまで一緒でしょうか?」「次のドライブインまで○○ナンバーは何台いるしょうか?」のような単純なお題を出します。それに対して、各自予想をして答えを言ってもらって、1番近い人が勝ちというゲームです。
これも渋滞や、ロングドライブをポジティブに楽しむのにぴったりのゲームです。大したことではないですが、予想が当たるとうれしくて次々にお題を出していけば、時間の経過もあっという間に感じられるのでおすすめです。
【10】古今東西ゲーム
幼児も楽しめる同じジャンルを集めるゲーム

遊び方は、「古今東西、動物の名前!」などとお題を出して、順番に「牛」「ねこ」「さる」とお題に合ったものを言っていきます。
答えられなかったり、同じ答えを言ってしまったら負けです。お題は子どもが詳しいジャンルにしてあげると、喜んでくれますよ。
山の手線の駅名や犬の種類、英語の単語など、お題を変えて何度でも遊ぶことができておすすめです。小さい子ども場合は、チーム制にしたり、お題をやさしくすれば一緒に楽しめるのでその点を工夫したいですね。
まとめ
この記事を書きながら、改めて「こんな遊び方もあったよね」と発見がありました!いざというときほど、遊びが思いつかなかったりするので遊びのヒントにしていただけたらうれしいです。
ロングドライブでは渋滞もあると思いますが、子どもの笑顔のために目的地に着くまでの時間も含めて楽しいものにしたいですね。家族で楽しい車中タイムを過ごせるよう、ぜひ参考にしてください!
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