パパは子煩悩!
初めての沐浴のこと、覚えていますか。

全国のママさん、パパさん、我が子の初めての沐浴を覚えていますか?
市役所や、産婦人科の病院などが開催しているパパママ教室で練習して本番に挑んだことでしょう。
でも初めての沐浴は、ボディーソープなどで赤ちゃんが滑りそうになったり、赤ちゃんが泣いたりでなかなかうまくいかなかったのではないでしょうか。
今では笑い話になって我が子にも話しできることかもしれませんね。
私の場合も同じで、赤ちゃんは小さいのですが、自分の片腕で動く赤ちゃんを支え、もう一つの手で赤ちゃんの体を洗うなんて器用な真似は怖くてできるのかが不安でした。
赤ちゃんを支える腕が震えて震えて、とてもじゃないけど見てられなかったパパは、「下手くそ!貸せ!」と、怒鳴って我が子を取り上げ、颯爽と、まるで5人目の子どもにお風呂を入れるかのように手慣れた手つきで赤ちゃんの体、頭、お尻を洗っていくではありませんか。
その日を境に、沐浴はパパがいれ、子育ての主導権はパパになってしまったのです。
命名権は誰のもの?

ブラジルで12月末に生まれた我が子にまだ名前はありませんでした。
早くつけてブラジルの役所と、日本の領事館に登録しなければならないのに、親である私たちはまだ決めれずにいました。
ブラジルの名前をつけたいパパと、日本の可愛い名前をつけたい私たちの話し合いは生まれてからも続いていたのです。
しかし、初めての沐浴の日がきっかけで、命名権はパパのものとなり、ブラジルの名前をつけることになりました。
それでも諦めきれない私は、サブネームのようなもので、日本に行ったときのために、ということで日本の名前もつけることを提案しました。
12月は日本では真冬真っ只中、なのですがブラジルは真逆の真夏、ということで”夏美”と名付けられました。
でも、子育ての主導権はパパのもので、日本に来た今でも、誰も”夏美”と呼んでくれません。
パパとして、ママとしての成長

失業保険を貰っていた休業中のパパはお国柄なのか、子煩悩でした。
我が子と過ごす時間を本当に大切にしていました。
朝早く起きて、朝日を浴びさせ、小鳥のさえずりを聞かせながら散歩することが日課でしたが、いつも寝坊する私は散歩が終わってお腹が空いた赤ちゃんにおっぱいをあげるだけでした。
おっぱいの時間以外はほとんどパパがあやしていました。私はまるでただの母乳のATMのような存在でした。
それでも男の人は働かなければなりません。新しい仕事が見つかり、働きだすことが決まったのですが心配で心配で、、というのです。
私がちゃんと子育てできるのか、沐浴もちゃんとできるのか、心配だったのです。
そうして仕事が決まって働き始める日まで、赤ちゃんは生まれてもう直ぐ1ヶ月経とうとするのに沐浴すらできないママへのスパルタ子育てレッスンが始まったのです。
赤ちゃんの抱っこの仕方、あやし方、赤ちゃんが何か誤飲してしまったときのための応急処置の仕方まで、厳しく教えられました。
そのスパルタぶりに私は泣いてめげそうになったのですが、我が子への愛情がそうさせていること、そして私も我が子のためと思い、頑張りました。
安心してパパが働けるように、そして我が子がすくすく育つためにも、ママとして成長していかなければならないのです。
まとめ
誰でも初めての子育てはわからないことばかりで戸惑ってしまいますよね。
そんな時こそ子育てはママだけのものではない、と実感するのではないでしょうか。
我が子を見に来てくれる親戚友達たちの先輩としての差し入れやアドバイスは今でも私は覚えています。
そして何より、今では影で子育てを支えてくれるパパに感謝です。
子育てについて喧嘩することが多々ありますが、それは我が子への愛情ゆえ、私たち夫婦二人の愛の形なのでしょう。
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