オリーブオイルとシアバターのリップクリーム
【1】キャリアオイルとは?

今回はアロマテラピーで使用する「キャリアオイル」を中心に作るレシピです。キャリアオイルとは、精油を運ぶもの(carrier)として使われるオイルのこと。
例えば精油をマッサージに使う際に、それを薄めるために使われたりします。
精油はそのままだと刺激が強すぎて、かえって肌を傷めてしまうので、このようにキャリアオイルで適切な濃度まで薄めてから使用されるのです。
キャリアオイル自体にもビタミン、ミネラル、必須脂肪酸など、美容に欠かせない成分が非常に多く含まれているんですよ。
そのキャリアオイルの中でも特にメジャーで、薬局でも購入することのできる「オリーブオイル」を取り入れたリップクリームを作ってみたいと思います。
【2】材料と道具

【材料】
ミツロウ・・・2g シアバター・・・1g オリーブオイル・・・15ml
オリーブオイルは食用のものではなく、アロマテラピー専門店で販売されているものか、薬局で売られているものを使用してください。
ミツロウ、シアバターもアロマテラピー専門店などで購入できます。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
【道具】
エッセンシャルウォーマー 竹串 はかり 計量スプーン リップクリーム用容器
エッセンシャルウォーマーとは、ろうそくの火でオイルを温めたり、ミツロウを溶かすための道具です。
アロマで芳香浴をするときにも使えます。
【3】作り方

【1】エッセンシャルウォーマーにミツロウ、シアバター、オリーブオイルを入れて、ゆっくり竹串で混ぜながら溶かします。
もしもエッセンシャルウォーマーがない場合、ビーカーなどに材料を入れて湯せんで溶かしてもOK
【2】ミツロウが完全に溶けたらリップクリーム用容器に流し入れて、そのまま固まるまでゆっくり待ちます。
この2ステップで完成です!
思ったより簡単ですよ。常温で保存して、1ヶ月をめどに使いきってくださいね。
【4】リップクリーム作りにはこんなオイルもおすすめ

他にも、リップクリームにおすすめのキャリアオイルとして次のようなものがあります。
【ホホバオイル】
オイル、と名前についていますが本来は植物性の液体ワックスです。酸化しにくく手作りコスメによく使われます。
肌を保湿して柔らかくしたり、紫外線から肌を守る働きがあると考えられています。
【カレンデュラオイル】
キンセンカの花をサンフラワーオイルなどに漬け込むことで得られるキャリアオイルです。
抗炎症作用、抗真菌作用が高く、傷ついた肌の回復を高めて保護する作用も。美肌効果が非常に高いオイルとして期待されています。
また、シアバターの代わりにマンゴバターを使うのもおすすめです。紫外線から肌を守る働きがあるとされ、肌の老化防止にも役立ちます。
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まとめ
今回はオリーブオイルとシアバターで作るリップクリームの作り方をご紹介いたしました。
初めはなんとなく、もっと手順が難しそうだなと思いませんでしたか?
いざ作ってみるとびっくり、溶かして容器に入れるだけで完成出来ちゃうんです。この冬、ぜひ親子で作ってみてくださいね!
火を使用するので、お子さんが作るときは必ずそばで見守ってあげてください。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。