【1】橿原神宮|橿原市
古代政治の中心地。歴史ある宮殿建築に触れてみよう

初代天皇と言われる神武天皇が即位したという「日本書紀」の記述に基づき、明治23年(1890)に建てられました。
周囲は古く万葉集にも詠まれた香具山・畝傍山・耳成山の大和三山に囲まれており、古代日本の政治の中心地としての佇まいを今もなお伝えます。
橿原神宮本殿はもともと京都御所の内侍(ないじ)所だったものを移築しています。面取(めんとり)の二軒の垂木、蔀戸(しとみど)や格子戸の構えなど、宮廷建築としての優雅な趣を見せています。
10月3日には秋季大祭が行われ、10月中旬から11月下旬までは橿原菊花展が行われるなど、これからの催し物も要チェックですね。
春は桜、初夏はスイレンと、花の名所でもあるスポットです。
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【2】室生山公園 芸術の森|宇陀市
自然環境と調和した芸術的空間

かつて平成9年度に過疎対策として国土省の支援を受け公園整備の計画が立てられました。
村出身の彫刻家井上武吉氏の「森の回廊計画」を礎とし、文化芸術視点からの村作りをすすめ、公共事業とアートの融合をはかりました。
その結果、周りの自然と調和した一つの芸術的空間とも言える、この「室生山芸術の森」が完成しました。
園内には「第一の島(鳥のための島)」や「太陽の島(太陽の塔の島)」のようにいくつかの島が設けられ、それぞれに現代美術のオブジェ等が自然の姿を活かした形で展示されています。
人々の癒しのスペースであるとともに、気軽に親子で芸術に触れられる場所でもあります。
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【3】奈良県立 万葉文化館|高市郡
万葉のふるさと、奈良にふさわしい「万葉集」を中心とした文化館

万葉のふるさと・奈良。古代文化に関する総合文化拠点として、「万葉集」を中心とした展示を行っている文化館です。
「万葉集」は古く5世紀から8世紀にかけて詠まれた我が国最古の歌集です。
学校の授業で名前を聞いたことがあるよという子どもも多いでしょう。
万葉集に描かれた世界を元に現在活躍中の画家らが描く創作日本画を展示した「日本画展示室」。
万葉歌人の歌を元に劇場形式で送る「万葉劇場」や、当時の市など古代空間を再現した「歌の広場」など、万葉の時代の暮らしをリアルに感じられる展示がなされています。
展望ロビーからは大和三山やのどかな田園風景を遠望でき、カフェレストランなど、親子の憩いの場としても嬉しい施設が用意されています。
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まとめ
今回は歴史と芸術を感じられる奈良県のスポットをご紹介いたしました。
古代日本の中心地、奈良。
その重厚な歴史と、その歴史に育まれた芸術世界を感じさせるようなスポットから、ごく身近な風景として感じられる場所まで、さまざまなところがありました。
ぜひこれからの季節のおでかけ選びの参考にしてみてくださいね。
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