問題

やってみよう!

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子供への発問はこちら。
「お星さま、お月さま、お日さまの箱に物を入れると、入れたものはそれぞれ上の四角のように変わるお約束です。
下の四角をみましょう。左の物を、描いてある順番に箱に入れていくと、最後にはどうなるでしょう。右の四角の中にかきいれましょう」

※小学校受験では、幼児は文章を読めない前提で行われるため、ほとんどの発問が口頭で行われます。この通りに読み上げて発問しましょう。

正解はこちら!

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※塗りつぶす色は黒でなければいけませんが、便宜上赤で塗ってあります。

さて、上手に答えを出せたでしょうか。
この問題の考え方と、子どもへのやさしい教え方をご説明しましょう。

子どもに教える際のポイント

考え方

 ・お星さまの箱→○が一つ増える。
 ・お月さまの箱→○が●になる。
 ・お日さまの箱→○が二つ減る。

この三つのお約束を自分で見つけ出すことが大事です。
お約束が理解できたら、あとは箱を指で押さえながら順番に考えていくだけ。焦らずに進めていけば、必ず答えに辿りつけます。

解き方1

一つ目は、最初に左の数を覚えて、順番に考えていく方法です。
一番下の問題で考えてみましょう。

○が八つある→星を通るので○が九つになる→月を通るので●が九つになる→太陽を通るので●が七つになる→星を通るので●が八つになる。
結果、●八つだとわかります。

解き方2

今度は、最初に箱を全て通った後の数の増減と色の変化を把握した後、まとめて答えに辿り着く方法。

星を通るので一つ増える→月を通るので色が黒くなる→太陽を通るので二つ減る→星を通るので一つ増える。
まとめると、「色が黒くなって数は変わらない」とわかります。
これを最初の○八つに当てはめると、●八つになりますね。

想像力を育もう!

「マジックボックス」は文字通り魔法の箱。現実には、入れるだけで数が増えたり減ったりする箱はありませんよね。そのため、具体物を使って教えてあげることができません。

問題のバリエーションとして、「時間が進む・戻る」といったお約束を含む問題も出題されることがありますが、当然そのような物を実際に見せてあげることはできませんよね。

でも、現実には存在しないものも、頭の中でなら自由に作り出すことができます。「マジックボックス」に慣れるにつれて、イメージを膨らませて頭の中で形作れるようになっていきます。つまり、想像力も鍛えられるのですね。

まとめ

いかがでしたか? 今回の問題は「マジックボックス」でした。
シンプルでありながら、どこかつかみどころのない不思議な問題だったと思います。
この魔法の箱を上手に使って、想像力豊かな子供に育ててあげましょう!
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