自転車を安全に乗るルールって?

交通ルール,自転車,ルール,交通ルール出典:pixta *写真はイメージです

今までにも、「自転車安全利用五則」といって、以下のようなものがありました。

1.自転車は、車道が原則、歩道は例外
2.車道は左側を通行
3.歩道は歩行者優先で、車道よりを徐行
4.安全ルールを守る
  ●飲酒運転・二人乗り・並進の禁止
  ●夜間はライトを点灯
  ●交差点での信号順守と一時停止・安全確認
5.子どもはヘルメットを着用

こういったルールがありながら、昨年の自転車が関係した死亡事故は全国で500件以上、そのほとんどが自転車側に違反があったといいます。

今回改正された大きなポイント

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自転車の交通ルール違反が増え続けたため、自転車に乗る人を対象にさらに厳しいルールが施行されることになりました。

今回改正された大きなポイントは、自転車運転中に危険な違反行為をして2回以上摘発された場合、「自転車運転者講習」(所要時間3時間、受講料5700円)を受けることを義務づけるものです。3か月以内に講習を受けなかった場合には「5万円以下の罰金」という罰則も設けられます。

どんな行為が対象なの?

自転車運転講習の対象となる危険行為

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危険行為(14類型)と呼ばれるものは以下の通りです。

1.信号無視
2.通行禁止違反
3.歩行者用道路における車両の義務違反(徐行違反)
4.通行区分違反
5.路側帯通行時の歩行者の通行妨害
6.遮断踏切立入り
7.交差点安全進行義務違反等
8.交差点優先車妨害等
9.環状交差点安全信号義務違反等
10.指定場所一時不停止等
11.歩道通行時の通行方法違反
12.制動装置(ブレーキ)不良自転車運転
13.酒酔い運転
14.安全運転義務違反

たとえば、いわゆる傘、スマホ、イヤホンを利用しながら自転車を運転する「ながら運転」や、一時停止無視など、自動車の運転で適用されてきたようなルールが自転車にも適応されます。

歩道での自転車走行や車道で子どもとの自転車での並走にも罰則がありますし、雨の日の自転車での送り迎えはママもレインコートが必須になりますね。

細かい規則については自治体によって異なりますが、今まで以上に自転車に乗る際に注意が必要ですね。

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まとめ

子育て世代にも大きくかかわってくる今回のルール改正。万が一、違反を繰り返した場合、講習を受けなくてはならないというのは、違反した事実も重く受け止めなくてはなりませんし、講習を受けるため子どもを預けたり、お金がかかったりとマイナスなことばかり。今一度、交通ルールを確認し、安全運転を心掛けたいものですね。

まだ小さいお子さんもいずれは一人で自転車に乗る機会もあることでしょう。この機会に家族で交通ルールについて話しあってみてはいかがでしょうか。

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・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。

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