小学校受験問題に挑戦!
メリーランド教育研究所による解説と、取り組み方のアドバイスをお届けします。
第1弾は、小学校受験で出題頻度が非常に高い「図形」に関する問題です。これは、日頃の遊びを通じて対象物を立体的に捉えているか、創造的な遊びができているかを問う問題。「正解ではない選択肢は、なぜ正解ではないのか」を考えることで、論理的な思考力が身に付きます。
早速、問題を見てみましょう!
image by メリーランド教育研究所
まずはウォーミングアップ。
子どもへの発問はこちらです。
「左のかたちは、白い画用紙に黒い模様を描いたものです。左のかたちをハサミで切って組み立てると、どのようになりますか?右の中から選んで、○をつけましょう。」
※小学校受験では、幼児は文章を読めない前提で行われるため、ほとんどの発問が口頭で行われます。この通りに読み上げて発問しましょう。
比較的易しい問題でしたね。
正解はこちらです。
image by メリーランド教育研究所
左のかたちを切って組み立てると、筒のようなかたち(円柱)になります。
正解のポイントは、面積の広い長方形の白い部分と黒丸が、黒い部分と白丸が接するということです。
一番右の選択肢は、白と白、黒と黒が接しているので、誤りです。
もし難しいと感じられる場合は、左のかたちを実際に描いて、切って、組み立ててみると良いでしょう。具体物を使うことで、子どもの知能はグンと伸びます。
image by メリーランド教育研究所
先ほどの同様の問題ですので、子どもへの発問も同じです。
「左のかたちは、白い画用紙に黒い模様を描いたものです。左のかたちをハサミで切って組み立てると、どのようになりますか?右の中から選んで、○をつけましょう。」
しかし、難易度が少しあがっていることに気が付いたでしょうか。小学校受験では、このレベルの問題が出題されることは珍しくありません。まずは頭の中で左の図形を立体にするように、想像してみましょう。
いかがでしたか?
正解はこちらです。
image by メリーランド教育研究所
正解は右から2番目でした。
合っていましたか?また、「正解ではない選択肢は、なぜ正解ではないのか」を説明することができますか?
左から1番目の選択肢は、一見正解のように見えるかもしれません。しかし、この問題は「白い画用紙に黒い模様を描いたもの」ですので、立体にして組み立てると、ちょうど左右が反転した柄になってしまいます。
正解の右から2番目は、お手本のかたちを立体にして、上下さかさまにしたものです。本当にそのようになるのかは、ぜひ実際に組み立てて確認してみてください。
簡単すぎる!という子にも、難しすぎる!という子にも、「なぜその選択肢を選んだのか」を聞いてみることで、その子の考え方が見えてきます。まずは考えようと取り組んだこと、口で説明できたことを褒めてあげてください。
本来、難しい課題に取り組むこと、出来ないことが出来るようになることは、子どもにとって楽しいものです。遊びの中に知的な課題を盛り込んで、楽しみながら成長できると良いですね!
メリーランド教育研究所による解説と、取り組み方のアドバイスをお届けします。
第1弾は、小学校受験で出題頻度が非常に高い「図形」に関する問題です。これは、日頃の遊びを通じて対象物を立体的に捉えているか、創造的な遊びができているかを問う問題。「正解ではない選択肢は、なぜ正解ではないのか」を考えることで、論理的な思考力が身に付きます。
早速、問題を見てみましょう!
問題1
考えよう!

まずはウォーミングアップ。
子どもへの発問はこちらです。
「左のかたちは、白い画用紙に黒い模様を描いたものです。左のかたちをハサミで切って組み立てると、どのようになりますか?右の中から選んで、○をつけましょう。」
※小学校受験では、幼児は文章を読めない前提で行われるため、ほとんどの発問が口頭で行われます。この通りに読み上げて発問しましょう。
問題1の正解はこちら
比較的易しい問題でしたね。
正解はこちらです。

左のかたちを切って組み立てると、筒のようなかたち(円柱)になります。
正解のポイントは、面積の広い長方形の白い部分と黒丸が、黒い部分と白丸が接するということです。
一番右の選択肢は、白と白、黒と黒が接しているので、誤りです。
もし難しいと感じられる場合は、左のかたちを実際に描いて、切って、組み立ててみると良いでしょう。具体物を使うことで、子どもの知能はグンと伸びます。
問題2
難易度があがります。

先ほどの同様の問題ですので、子どもへの発問も同じです。
「左のかたちは、白い画用紙に黒い模様を描いたものです。左のかたちをハサミで切って組み立てると、どのようになりますか?右の中から選んで、○をつけましょう。」
しかし、難易度が少しあがっていることに気が付いたでしょうか。小学校受験では、このレベルの問題が出題されることは珍しくありません。まずは頭の中で左の図形を立体にするように、想像してみましょう。
問題2の正解はこちら
いかがでしたか?
正解はこちらです。

正解は右から2番目でした。
合っていましたか?また、「正解ではない選択肢は、なぜ正解ではないのか」を説明することができますか?
左から1番目の選択肢は、一見正解のように見えるかもしれません。しかし、この問題は「白い画用紙に黒い模様を描いたもの」ですので、立体にして組み立てると、ちょうど左右が反転した柄になってしまいます。
正解の右から2番目は、お手本のかたちを立体にして、上下さかさまにしたものです。本当にそのようになるのかは、ぜひ実際に組み立てて確認してみてください。
まとめ
簡単すぎる!という子にも、難しすぎる!という子にも、「なぜその選択肢を選んだのか」を聞いてみることで、その子の考え方が見えてきます。まずは考えようと取り組んだこと、口で説明できたことを褒めてあげてください。
本来、難しい課題に取り組むこと、出来ないことが出来るようになることは、子どもにとって楽しいものです。遊びの中に知的な課題を盛り込んで、楽しみながら成長できると良いですね!
・掲載内容や連絡先等は、現在と異なる場合があります。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。