中秋の名月、皆既月食と話題が豊富な秋の夜空!次のイベントは2014年11月17日~18日にかけて見頃を迎える「しし座流星群」です!加えて、この時期は「おうし座流星群」の出現時期とも重なります。「しし座流星群」「おうし座流星群」は共に、「火球」と呼ばれる、非常に明るい流星が発生しやすいことでも知られる流星群です。運が良ければ、この2つの流星群を楽しめる天体ショーは見逃せませんよ!
今回は、「しし座流星群」を中心に、「しし座流星群」「おうし座流星群」の2つの流星群を楽しんで観察するためのTIPSをご紹介します。見頃はいつなのか、観察できる方角はどこなのか、流星群のトリビア等、情報満載ですよ!


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しし座流星群は、数ある流星群の中で流星の速度が最も速く、また、火球という非常に明るい流星が多いことから、見ごたえのある流星群として知られています。パパ・ママにとっては、2001年に、しし座流星群が、日本でも流星が2,000個/時間も大出現したことが記憶に新しいのではないでしょうか?出現期間は、11月10日~11月23日。ピークとなる極大時期は年によって異なります。

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おうし座流星群は、比較的流星の速度が遅く、また、出現数は限られている一方で、火球が多いことで知られる流星群です。出現期間は、9月25日~11月25日の約2か月間に渡ります。一口におうし座流星群と言っても、南群と北群の2つから構成されており、ピークの時期も若干異なります。具体的には、例年、南群が11月5日ごろ、北群が11月12日ごろにピークを迎えます。但し、ピークとはいっても、非常に緩やかなものです。

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流星の正体は、宇宙を漂う塵(ちり)です。塵の帯の中を地球が通過する際、地球の重力に引かれ、大気圏に突入する塵が出てきます。そして、この塵は大気圏突入時に、プラズマと呼ばれる状態になり、我々の目でも観測できるほどの明るさに発光し、流星となるのです。
なお、しし座流星群、おうし座流星群で発生する頻度の高い火球とは、前述の通り、通常の流星よりも非常に明るい流星です。-3〜-4等級よりも明るい流星と定義されています。太陽の次に明るい恒星である「シリウス」が-1等星で、火球はそれよりも2~3ランク明るい、ということになります。
直近では、2014年11月3日の夕方に西日本で火球が観測され、ニュースになったことが記憶に新しいのではないでしょうか?以下、参考としてその際の映像をご紹介します。車のドライブレコーダーの映像ですが、空を流れる火球の明るさ、大きさに注目してください。

ja.wikipedia.org
しし座流星群の流星の基になっている塵はテンペル・タットル彗星がまき散らしたものです。テンペル・タットル彗星33年周期で太陽の近くに回帰し、その前後に、最大で1時間に数千個から数十万個もの猛烈な「流星雨」や「流星嵐」と呼ばれるほどの出現を見せることもあります。
古くは902年にスペインで出現の記録が残されている等、大出現を繰り返してきた稀な流星群といえます。ちなみに上掲の絵画は、1833年(左)・1866年(右)の大出現を描いたもの。
なお、次にテンペル・タットル彗星が回帰し、しし座流星群が活発化するのは、2035年前後と予想されていますが、数百個/時間程度。1,000個/時間を越えた大出現となるのは、2094年前後頃が有力視されています。だいぶ先なのでちょっと残念ですね。以下は、2001年のしし座流星群大出現時の映像です。これを見て、2094年に思いを馳せましょう!

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2014年のしし座流星群の出現のピークは11月18日(火)午前7時です。この時間には既に太陽があがってきているため、見頃は11月17日23時~18日5時にかけて。なお、今年は当日の下限の月で、ちょうど見ごろとなる夜半に月が昇ってきてしまいます。そのため、観測にあたっては、月明りが邪魔にならないよう、工夫をする必要があるでしょう。
なお、おうし座流星群は前述の通り、この期間は緩やかに出現を続けているので、しし座流星群のピークに時刻に注目すれば問題ありませんよ。

http://www.astroarts.co.jp/ ※11月18日(火)3時のイメージ画像
しし座流星群の放射点(※放射点を中心に流星は放射状に流れます)を見つけるうえで起点となるのは、もちろん「しし座」。深夜、東の空から昇ってくる「しし座」の"獅子の頭から胸"を表現する「ししの大鎌」と呼ばれる部分の右が放射点です。木星からもほど近いのでそちらを起点に探してみても良いでしょう。
なお、可能であれば、芝生に寝転んで夜空全体を眺めながら流星を待つ、というスタイルが、しし座流星群・おうし座流星群を狙ううえでおすすめです。
いかがでしたでしょうか?しし座流星群・おうし座流星群共に、出現数はそれほど多くはありませんが、火球が発生する可能性が高い見ごたえのある流星群です!見頃になるのが、深夜から早朝にかけてなので、子どもと一緒に見るには、お昼寝必須ですが、科学に興味を持つための良い教材になるのではないでしょうか?
当日、天気が良いことを祈りましょう♪
今回は、「しし座流星群」を中心に、「しし座流星群」「おうし座流星群」の2つの流星群を楽しんで観察するためのTIPSをご紹介します。見頃はいつなのか、観察できる方角はどこなのか、流星群のトリビア等、情報満載ですよ!

見頃は11月17日深夜!しし座流星群&おうし座流星群の方角と楽しみ方|2014
しし座流星群とは

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しし座流星群は、数ある流星群の中で流星の速度が最も速く、また、火球という非常に明るい流星が多いことから、見ごたえのある流星群として知られています。パパ・ママにとっては、2001年に、しし座流星群が、日本でも流星が2,000個/時間も大出現したことが記憶に新しいのではないでしょうか?出現期間は、11月10日~11月23日。ピークとなる極大時期は年によって異なります。
おうし座流星群とは

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おうし座流星群は、比較的流星の速度が遅く、また、出現数は限られている一方で、火球が多いことで知られる流星群です。出現期間は、9月25日~11月25日の約2か月間に渡ります。一口におうし座流星群と言っても、南群と北群の2つから構成されており、ピークの時期も若干異なります。具体的には、例年、南群が11月5日ごろ、北群が11月12日ごろにピークを迎えます。但し、ピークとはいっても、非常に緩やかなものです。
どうして流星が見られるの?

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流星の正体は、宇宙を漂う塵(ちり)です。塵の帯の中を地球が通過する際、地球の重力に引かれ、大気圏に突入する塵が出てきます。そして、この塵は大気圏突入時に、プラズマと呼ばれる状態になり、我々の目でも観測できるほどの明るさに発光し、流星となるのです。
なお、しし座流星群、おうし座流星群で発生する頻度の高い火球とは、前述の通り、通常の流星よりも非常に明るい流星です。-3〜-4等級よりも明るい流星と定義されています。太陽の次に明るい恒星である「シリウス」が-1等星で、火球はそれよりも2~3ランク明るい、ということになります。
直近では、2014年11月3日の夕方に西日本で火球が観測され、ニュースになったことが記憶に新しいのではないでしょうか?以下、参考としてその際の映像をご紹介します。車のドライブレコーダーの映像ですが、空を流れる火球の明るさ、大きさに注目してください。
大出現を繰り返す「しし座流星群」

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しし座流星群の流星の基になっている塵はテンペル・タットル彗星がまき散らしたものです。テンペル・タットル彗星33年周期で太陽の近くに回帰し、その前後に、最大で1時間に数千個から数十万個もの猛烈な「流星雨」や「流星嵐」と呼ばれるほどの出現を見せることもあります。
古くは902年にスペインで出現の記録が残されている等、大出現を繰り返してきた稀な流星群といえます。ちなみに上掲の絵画は、1833年(左)・1866年(右)の大出現を描いたもの。
なお、次にテンペル・タットル彗星が回帰し、しし座流星群が活発化するのは、2035年前後と予想されていますが、数百個/時間程度。1,000個/時間を越えた大出現となるのは、2094年前後頃が有力視されています。だいぶ先なのでちょっと残念ですね。以下は、2001年のしし座流星群大出現時の映像です。これを見て、2094年に思いを馳せましょう!
2014年の観測チャンスは11月17日深夜~18日早朝

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2014年のしし座流星群の出現のピークは11月18日(火)午前7時です。この時間には既に太陽があがってきているため、見頃は11月17日23時~18日5時にかけて。なお、今年は当日の下限の月で、ちょうど見ごろとなる夜半に月が昇ってきてしまいます。そのため、観測にあたっては、月明りが邪魔にならないよう、工夫をする必要があるでしょう。
なお、おうし座流星群は前述の通り、この期間は緩やかに出現を続けているので、しし座流星群のピークに時刻に注目すれば問題ありませんよ。
しし座、木星を起点に見つけよう

http://www.astroarts.co.jp/ ※11月18日(火)3時のイメージ画像
しし座流星群の放射点(※放射点を中心に流星は放射状に流れます)を見つけるうえで起点となるのは、もちろん「しし座」。深夜、東の空から昇ってくる「しし座」の"獅子の頭から胸"を表現する「ししの大鎌」と呼ばれる部分の右が放射点です。木星からもほど近いのでそちらを起点に探してみても良いでしょう。
なお、可能であれば、芝生に寝転んで夜空全体を眺めながら流星を待つ、というスタイルが、しし座流星群・おうし座流星群を狙ううえでおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?しし座流星群・おうし座流星群共に、出現数はそれほど多くはありませんが、火球が発生する可能性が高い見ごたえのある流星群です!見頃になるのが、深夜から早朝にかけてなので、子どもと一緒に見るには、お昼寝必須ですが、科学に興味を持つための良い教材になるのではないでしょうか?
当日、天気が良いことを祈りましょう♪
【特集】まだまだあるぞ!流星、月…2014年の天体ショーまとめへ
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