中秋の名月、皆既月食と話題が豊富な秋の夜空!次のイベントは2014年10月21日~22日にかけて極大日を迎えるオリオン座流星群です!今回は、このオリオン座流星群を楽しんで観察するためのTIPSをご紹介します。

オリオン座流星群は、明るい流星が多く、肉眼でも観測しやすい流星群の一つ。その理由は、全流星群の中でも、2番目に速度が速く、痕が残りやすいからです。出現期間は、10月2日~11月7日。ピークはたいへんなだらかですが、毎年、10月21日頃前後に極大を迎えます。

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流星の正体は、宇宙を漂う塵(ちり)です。塵の帯の中を地球が通過する際、地球の重力に引かれ、大気圏に突入する塵が出てきます。そして、この塵は大気圏突入時に、プラズマと呼ばれる状態になり、我々の目でも観測できるほどの明るさに発光し、流星となるのです。

ja.wikipedia.org
オリオン座流星群の流星の基になっている塵はハレー彗星が約3,000年前にまき散らしたものです。ハレー彗星といえば、76年周期で地球に接近する有名な彗星。直近では1986年に最接近したので、30代後半以降の方にはなじみ深いのでは?次回は2061年7月28日に最接近する予定ですよ!
なお、5月に観測できるみずがめ座エータ流星群もオリオン座流星群と同じハレー彗星の塵が基になっています。ある意味、この2つの流星群は兄弟のような関係といえますね。

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2014年のオリオン座流星群の出現のピークは10月22日(水)午前1時です。そのため、見頃は10月21日夜~22日未明にかけて。なお、今年は当日の月齢が27と新月の一歩手前の状態。画像の通り、この月齢の月は暗いので、オリオン座流星群の観測条件はここ数年で最高です!あとは、天候に恵まれるのを祈るばかりです。

http://weathernews.jp/ ※10月22日(水)0時のイメージ画像
オリオン座流星群の放射点(※放射点を中心に流星は放射状に流れます)を見つけるうえで起点となるのは、もちろん、オリオン座。10月21日(火)のオリオン座は、22時頃に東の地平線から昇りはじめます。オリオン座を発見したら、流星群の放射点は、わずか左です。ピーク時刻の10月22日(水)1時頃には放射点は空高く上り、観測しやすい状態になります。
いかがでしたでしょうか?オリオン座流星群は、肉眼での観察に適した明るい流星が多く、しかも2014年は例年になく最高の観測条件が揃っています!ピーク時刻が午前1時なので、子どもと一緒に見るには、お昼寝必須ですが、科学に興味を持つための良い教材になるのではないでしょうか?
2014年10月21日夜~22日未明の東の空に輝くオリオン座の「左」に注目です!当日、天気が良いことを祈りましょう♪
見頃は10月21日深夜!オリオン座流星群の方角と楽しみ方|2014
オリオン座流星群とは

オリオン座流星群は、明るい流星が多く、肉眼でも観測しやすい流星群の一つ。その理由は、全流星群の中でも、2番目に速度が速く、痕が残りやすいからです。出現期間は、10月2日~11月7日。ピークはたいへんなだらかですが、毎年、10月21日頃前後に極大を迎えます。
どうして流星が見られるの?

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流星の正体は、宇宙を漂う塵(ちり)です。塵の帯の中を地球が通過する際、地球の重力に引かれ、大気圏に突入する塵が出てきます。そして、この塵は大気圏突入時に、プラズマと呼ばれる状態になり、我々の目でも観測できるほどの明るさに発光し、流星となるのです。
"あの"有名な彗星がオリオン座流星群の発生源!

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オリオン座流星群の流星の基になっている塵はハレー彗星が約3,000年前にまき散らしたものです。ハレー彗星といえば、76年周期で地球に接近する有名な彗星。直近では1986年に最接近したので、30代後半以降の方にはなじみ深いのでは?次回は2061年7月28日に最接近する予定ですよ!
なお、5月に観測できるみずがめ座エータ流星群もオリオン座流星群と同じハレー彗星の塵が基になっています。ある意味、この2つの流星群は兄弟のような関係といえますね。
2014年の観測チャンスは10月21日夜~23日未明。観測条件は最高!

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2014年のオリオン座流星群の出現のピークは10月22日(水)午前1時です。そのため、見頃は10月21日夜~22日未明にかけて。なお、今年は当日の月齢が27と新月の一歩手前の状態。画像の通り、この月齢の月は暗いので、オリオン座流星群の観測条件はここ数年で最高です!あとは、天候に恵まれるのを祈るばかりです。
オリオン座を起点に見つけよう

http://weathernews.jp/ ※10月22日(水)0時のイメージ画像
オリオン座流星群の放射点(※放射点を中心に流星は放射状に流れます)を見つけるうえで起点となるのは、もちろん、オリオン座。10月21日(火)のオリオン座は、22時頃に東の地平線から昇りはじめます。オリオン座を発見したら、流星群の放射点は、わずか左です。ピーク時刻の10月22日(水)1時頃には放射点は空高く上り、観測しやすい状態になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?オリオン座流星群は、肉眼での観察に適した明るい流星が多く、しかも2014年は例年になく最高の観測条件が揃っています!ピーク時刻が午前1時なので、子どもと一緒に見るには、お昼寝必須ですが、科学に興味を持つための良い教材になるのではないでしょうか?
2014年10月21日夜~22日未明の東の空に輝くオリオン座の「左」に注目です!当日、天気が良いことを祈りましょう♪
【特集】まだまだあるぞ!流星、月…2014年の天体ショーまとめへ
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