夏の大三角形、天の川、スーパームーンと天体ショーが盛り沢山の夏の夜空。その中でも、メインのイベントと言えるのがペルセウス座流星群です!今回は、そんなペルセウス座流星群を観察するためのTIPSをご紹介します。


 

見頃は8月12日夜!ペルセウス座流星群の方角と楽しみ方|2014

ペルセウス座流星群とは

ペルセウス座流星群を観測に子連れでおでかけ


 

ペルセウス座流星群は、しぶんぎ座流星群・ふたご座流星群と並ぶ三大流星群の一角。毎年、7月20日頃から8月20日頃にかけて出現し、8月13日前後に極大を迎えます。年間で1,2を争う量の流星を観測することができる流星群で、観測条件が良ければ、極大日には、1個/分のペースで流星を観測することもできます。


 

どうして流星が見られるの?

流星発生の仕組みのイメージ画像
weathernews.jp


 

流星の正体は、宇宙を漂う塵です。塵が地球の重力に引かれ、大気圏に突入した際にプラズマと呼ばれる状態になり、我々の目でも観測できるほどの明るさに発光します。そして、ペルセウス座流星群で観測することができる流星の元になっている塵はスイフト・タットル彗星がまき散らしたものです。


 

地球に衝突!?

 

スイフト・タットル彗星衝突のイメージ画像
www.maxisciences.com


 
ちなみに、このペルセウス座流星群の母天体であるスイフト・タットル彗星は、地球に衝突するとの説があります。約130周年周期で地球に最接近するこの彗星が、次に地球に近づくのは2126年。その際に地球に衝突する可能性があるとか、無いとか。。映画アルマゲドンの発想もこの彗星から得たものだそうです。



 

2014年の観測チャンスは8月12日夜~13日未明

ペルセウス座流星群当日の満月の画像

www.middles.jp




2014年のペルセウス座流星群の出現期間は7月17日~8月24日。出現のピークは8月13日朝9時です。そのため、見頃は8月12日夜~13日未明にかけて。但し、12日は満月に近い月齢の月が出ているため、観測条件は良くありません。なるべく、月が目に入らないようなアングルで観測することがカギになるでしょう。


 

カシオペア座を起点に見つけよう

カシオペア座を起点にペルセウス座流星群を観察

http://www.asahi.com/


 

夜空を見上げて、流星の起点となるペルセウス座を発見するには、まず、カシオペア座を見つけるのがおすすめ。カシオペアは、言わずも知れたW型の星座。13日未明に北東の空を見上げ、カシオペア座を発見したら、流星群の放射点は、そのW型のすぐ右下です。


 

まとめ


いかがでしたでしょうか?夏の夜は暖かいので、星空観察にはうってつけ。特に、ペルセウス座流星群は、年間を通して1,2を争う流星観測のチャンスなので、是非、トライをしてみてください。2014年8月12日夜~13日未明の北東の空に輝くカシオペア座の「右下」に注目です!当日、天気が良いことを祈りましょう♪



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