山・森でできる遊び
(1)軽ハイキング

キャンプ場が山または森の中にある場合、手軽に軽ハイキングが楽しめます。小さいリュックにおやつと飲み物、持ち物はたったこれだけ!
キャンプ場でハイキングコースの地図を配布していることもあるので、受付で聞いてみましょう。
【必要なもの】地図・おやつ・飲み物・リュックサック
春には新緑の季節の木々の緑。夏にはセミの鳴き声。秋は紅葉やドングリなどの木の実を拾って楽しみましょう。
子どもと一緒のハイキングは、新しい発見がいっぱいです。
(2)虫取り

カブトムシやクワガタというと、ゲームの中で捕まえる方がなじみ深い子どもが多そうですよね。
でも、せっかく大自然の中にいるんです。本物の昆虫を捕まえてみてはいかがですか?
樹液がたっぷりしみだしている木を見つけたら、カブトムシがいる可能性大!
カブトムシは夜行性ですので、夜暗くなってから又は明け方を狙って探しに行きましょう。
夕方に蜜を塗ったり、キュウリやバナナを使って罠を仕掛けてみてもいいですね。
実物の虫の動きや手触りを感じ、子どもにとって貴重な体験となる事間違いなしです。
カブトムシは日が落ちてから、早朝などの時間帯に樹液を吸いに来ることがあります。そこがカブトムシゲットのチャンスですよ!
(3)野鳥観察

双眼鏡と野鳥図鑑をもって観察に出かけましょう!
【必要なもの】双眼鏡・野鳥図鑑・筆記用具
図鑑に鳴き声を書き込んで、じぶんだけの鳴き声ノートを作ってみてはいかがでしょうか?
例えば、ウグイスはホーホケキョ、メジロはピッピッピーなど。いろいろな鳥の鳴き声を聞き分けられるようになったら、楽しさも倍増です!
(4)宝探し

子どももと一緒に簡単な宝探しはいかがでしょうか?
【必要なもの】地図を描く紙・筆記用具・宝物にするもの
【遊び方】隠すチーム・探すチームと二手に分けます。パパ・ママが隠して、子どもに探させてもいいですね。
隠すチームは宝物をどこかに隠し、紙に暗号などを交えて宝の地図を描きます。探すチームは地図を読み解き宝物を探します。
かごにお菓子を詰めたり、きれいな石を宝石に見立てたり、特別な道具がなくても遊べます。
暗号付きの宝の地図を作ってみるなど、準備段階もワクワクする宝探し。子どもの豊かな想像力を発揮させることのできる遊びです。
(5)オリエンテーリング

お友達ファミリーと一緒のキャンプなら、みんなでオリエンテーリングをしてはいかがでしょうか?
地図を読みながら進み、途中課題をクリアしつつチェックポイントを通過します。最終的にゴールの速さを競うという競技です。
小学校や中学校時代、野外教室でやったというパパ・ママも多いのではないでしょうか?
【必要なもの】オリエンテーリング用地図・コンパス・筆記用具・時計
【遊び方】制限時間内で、地図上にあるチェックポイントをコンパスを使いながら探し、課題をクリアしてゴールの速さを競います。
オリエンテーリングコースが併設されているキャンプ場では、地図やコンパスが用意されているので本格的なオリエンテーリングを楽しめます。
本格的なオリエンテーリングは大変!という方は、手作りで簡単なオリエンテーリングはいかがですか?
【必要なもの】手書きの地図またはキャンプ場マップ・筆記用具
【遊び方】キャンプ場の場内マップを入手します。ない場合は手書きで簡単な地図を作ってください。
チェックポイントに課題を設けて設置し、地図にしるしをつけます。チェックポイントを探し当て課題をクリアしてゴール。
スタート・ゴール地点は、自分のテントまたはバンガローにするといいでしょう。
チェックポイントの課題は簡単ななぞなぞや、アイテム探しにすると楽しめます。ぜひ試してみてください!
山・森で遊ぶ場合の注意点

ハイキングコース以外の場所は、迷いやすく危険です。奥へ入り過ぎないように気をつけましょう。
また、道迷いだけでなく、蜂や野生動物との遭遇の危険もありますので、小さな子どもだけで行動させないようにしましょう。
暗くなってからの子どもだけでの移動も大変危険です。必ず大人が複数名ついて一緒に行動しましょう。
川や水場でできる遊び
(1)魚とり

春の暖かくなってきた小川は、魚の赤ちゃんでいっぱい。少しわきにせき止められた淀みなどをチェックしてみましょう!
【必要なもの】魚を捕まえる道具・捕まえた魚を入れる容器
特別な道具がなくても大丈夫!レジ袋などで水ごとガバっとすくえば、簡単に捕ることができます。
その後バケツなどに入れておき、帰る時点でふた付き容器に移します。タッパーやペットボトルで大丈夫です。
観察した後は、リリースして元の環境に戻してあげましょうね。
(2)石投げ

今も昔も、所も変わらず人気の定番遊び、石投げです。何段跳びができるかを競いましょう!
【必要なもの】石
筆者の住むスイスでも、川といえば石投げというくらい、条件反射的に石投げ大会が始まります。石は平たく適度な重さのあるものが、跳ねやすくおすすめです。
(3)沢歩き

沢沿いを歩いて探検してみましょう。小さな泉や大きな滝など、沢沿いは素敵な発見がいっぱい。またマイナスイオンを存分に浴びることもできますので、日頃のストレス解消にも!
【必要なもの】靴下
靴下?と思われたでしょうが、石の滑る沢沿いを歩く時は、靴やサンダルの上から靴下を履くことで滑り防止になるんです。ぜひお試しください!
(4)泳ぐ・飛び込む

流れが弱くなっている少し深い部分を見つけたら、飛び込んで泳いでみましょう!川の冷たい水で、心も体もリフレッシュしましょう。
必要なもの:水着・ラッシュガード(あれば寒さ対策に)
川岸では石で小さいダムを作ってみませんか?ダムはプライペートプールにできますよ。また飲み物や果物を冷やす冷蔵庫として利用してもOK!
川の水で冷やした果物や飲み物は、おいしさがさらに倍増です。とはいえ、川の流れは読めないことが多いので、水の事故には十分気を付けましょうね。
(5)石をつみあげる

石を積み上げてアート作品を作ってみては?
【必要なもの】石
スイスではSteinmännchen(シュタインメンヒェン)と呼ばれている石の塔。
どれだけ高く積み上げられるか、どれだけきれいにできるかなど、テーマを決めて作ってランク付けしたりしても楽しいですね。
川や水場で遊ぶ場合の注意点
出典:www.photo-ac.com川沿いのテントサイトは増水や鉄砲水などの危険があります。キャンプ場の係員の指示に必ず従ってください。
泳ぐ場合は流れに注意。川の中は流れが複雑になっています。特に滝つぼ周辺は注意しましょう!
滝つぼは深くなっていて泳ぐと楽しそうにみえますが、水流がきつく危険です。
沢沿いを歩く場合は、足でしっかりと歩ける範囲で楽しみましょう。夢中になって沢を登って、ふと気づくと「降りられない!」なんて事もあるので気を付けましょう。
広場・原っぱでできる遊び
(1)鬼ごっこ
出典:pixabay.com何もない、広大な広場での鬼ごっこ。子どもも大人も思いっきり走って、盛り上がりましょう!
何も考えずに走る事で、大人は童心に返ることができます。日頃のストレスも吹っ飛んでしまいますね。
また、子どもも元気いっぱい遊ぶことで、夜はモリモリ食べてぐっすり眠ってくれますよ。その後はゆっくり大人の時間を楽しみましょう!
(2)凧あげ

広場といえば凧揚げですよね!お気に入りの凧をもって大空に浮かべましょう!
キャンプ場に着いてから「凧を持ってくればよかったー!」なんて思ってる方もご安心ください。スーパーのレジ袋とひもで簡単に凧が作れます。
【必要なもの】レジ袋・ひも
【作り方】レジ袋の持ち手の部分両方にひもを結びつけます。ひもを一本にまとめて、あっという間に出来上がりです。
(3)シャボン玉

広い大地に漂う無数のシャボン玉を眺めるのは爽快ですね。
市販のシャボン玉で遊ぶ事はもちろん、キャンプに持ってきている身近な道具でシャボン玉を作って楽しんではいかがですか?
【必要なもの】紙コップ・ストロー・洗剤・シャボン液を入れる容器
【作り方】紙コップにお箸などで穴を開けストローをさし、大きなシャボン玉が作れる道具を作ります。
台所洗剤を水で薄めたら、簡易シャボン液の出来上がりです。身近なものを工夫して道具を作る事で、子どもの想像力を養う事もできます。
(4)フリスビー

広大な広場…といえばフリスビーがよく似合いますね!家の周りではなかなか思いっきり投げられる場所がないので、こんな機会に楽しみましょう。
フリスビー忘れた!という方も、これまたキャンプの必需品で簡単にフリスビーが自作できますのでお試しあれ。
【必要なもの】 紙皿、はさみ
【作り方】紙皿の外回りに等間隔で切り込みを入れていったら、あっという間に出来上がりです。
(5)寝っ転がって雲を眺める

広い原っぱに寝転がって、青空に浮かぶ雲を眺める。これこそ大人が求める最高の贅沢!
子どもと一緒に動き回って疲れてしまったら、思い切ってゴロンしちゃいましょう。
やんちゃ盛りの子どもはそれでは飽きてしまいますよね。そんな時は、雲を動物や乗り物に見立てお話を作ってみては?
広場・原っぱで遊ぶ場合の注意点
出典:www.photo-ac.com広場や原っぱのキャンプサイトでは、他の人の迷惑にならないように、気をつけて遊びましょう。特にボール遊びの場合は注意が必要です。
また、子どもだけで遊ぶ場合は、遠くに行きすぎないように常に意識を子どもに向けておきましょう。
手作りでできる遊び道具
(1)お面をつくろう

草や花、葉っぱまた松ぼっくりや枝やコケなど、森に落ちているものを使ってお面を作ってみましょう。
【必要なもの】紙袋・マジック・テープ
【作り方】紙袋の目の部分に穴をあけ、あとはテープで思い思いの草花を貼りつけるだけ!
みんなでできたお面をかぶってキャンプ場を行進したりしても面白いですね!
草や葉っぱは髪の毛、コケは髭など、子どもたちの豊かな想像力を活かし面白いお面を作りましょう。
(2)石でなにができるかな?

河原の石を使って、いろいろなものを作ってみましょう。
【必要なもの】マジック 絵具等
【作り方】面白い形の石を拾って、絵具やマジックでお絵かきして出来上がり。
人や動物や魚、また家や車など。小さな街を作ったり、野菜や果物も作ってお店屋さんごっこも!
(3)流木や枯れ枝でおもちゃ

面白い形の流木や枯れ枝を拾ってきて、車や家、または人形などを作ってみましょう。
写真の例では流木と枝でブランコを作っています。人形は松ぼっくりやドングリを代用してもよさそうですね。
また、小石や貝がら、または木の枝と松ぼっくりなど組み合わせて、かわいいモビールもできます。
【必要なもの】麻ひも・瞬間接着剤
【作り方】土台になる流木と飾りを麻ひもで結びつけたり、接着剤で固定して作ります。
木の素朴な感じがとても味わいのあるおもちゃの出来上がりです。キャンプの思い出にぜひ作ってみてはいかがでしょうか?
(4)冠

ご存じ定番の花の冠です。シロツメクサで一本一本編んでいくのが一般的ですが、ここでは子どもが一人で簡単にできる方法をご紹介します。
【必要なもの】アルミホイル・セロテープ
【作り方】アルミホイルを頭の大きさに合わせ、細くよじります。長さが足りない場合は2枚合わせて長さを作りつなよじります。草や花を巻き付けるか、セロテープで留めて出来上がり!
アルミホイルでわっかだけ作ってあげたら、あとは子どもが好きな草花をつけるだけなので、簡単にできます。
これならうまく編めなくって「キーッ」ってなってしまうこともなさそうです。男の子は枯葉の冠なんていうのもかっこいいですね!
(5)笹船

笹の葉があれば、簡単に船を作って遊ぶことができます。おじいちゃん・おばあちゃんの時代の、昔ながらの葉っぱ一枚でできるおもちゃです。
【必要なもの】 笹の葉
【作り方】笹の葉の両側を折り返します。折ったところを三等分するように少し切り込みを入れます。
三等分した両側を重ね合わせ折り込みます。反対側も同様にして出来上がりです。
たくさん作って小川に流したり、近くに水場がない場合はクーラーボックスに浮かべて遊んでみましょう!
まとめ
キャンプでできる定番遊び、いかがでしたか?キャンプに持ってきているアイテムだけで楽しめる、色々な遊びをご紹介しました。
想像力豊かな子どもたちは、自分たちでもっと面白い遊びを思いつくかもしれませんね!
キャンプの思い出と言えば、大人はキャンプ場の景色や雰囲気などを一番に思い浮かべます。
でも、子どもは何をして遊んだかという事や、起こった出来事などを真っ先に思いい出します。遊びはそれだけ子どもにとって重要なんですね。
大自然の中で子どもと一緒に思いっきり遊んで、心も体もリフレッシュしましょう!
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