【1】お家がなくなった人たち、どこで寝ればいいの?

5歳の息子の素朴な疑問

ガマ兄 「テレビ、地震のニュースばっかりだね」(TVのニュース番組を見ながら)

ガマ母 「熊本の地震、まだずっと続いているからだよ」

ガマ兄 「自衛隊も行って、韓国の人も助けに来てくれてるんでしょ」

ガマ弟 「しんど7って、すごい?」

ガマ母 「うん、すごく大きいよ。東日本大震災くらい」
    「だからこんなに壊れちゃって、しかも大きいのが何回も続いて来るから、怪我したり、生き埋めになったりする人がたくさんいて大変なんだよ」

ガマ弟 「逃げようとしたら、おうちがつぶれちゃったの?」

ガマ母 「そうだよ。だから、自衛隊の人とかが、壊れた家の下で出てこられない人を助けようとしてるんだよ」

ガマ弟 「そうなんだ」

ガマ兄 「もう、この家住めないね。服とか、おもちゃとか、全部壊れちゃっただろうね」

ガマ弟 「お家がなくなった人たち、どこで寝ればいいの?」 

冒頭の一言。ガマ弟の表情は、くもっていました。

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体育館に避難して、寝てるんだよ

2011年の東日本大震災があったとき、ガマ兄は3歳、ガマ弟はまだお腹のなかでした。
その後の報道で二人とも地震の大きさや津波、原発問題などについて
理解はしていますが、
初めて、地震の現実を目の当たりにしているのです。

特にガマ弟にとっては不思議の連続のようです。

ガマ母 「体育館とかに避難して、寝てるんだよ」

ガマ弟 「床に寝てるの?ホテルに行ったらいいのに」

ガマ母 「ホテルも壊れるかもしれないし、地震があったときに
逃げる場所は、みんなが助けやすい体育館なんだよ」

ガマ弟 「あ、オレも保育園で、地震のニュースの後に避難訓練したとき、小学校に行ったよ」

ガマ兄 「オレ、知ってる。外に出たらいいんでしょ。
防空頭巾をかぶってさ。でも、津波が来たら、避難しても逃げられないかもね」

ガマ弟 「津波はこなかったの?」

ガマ母 「津波は、大丈夫だったみたいだよ」

ガマ弟 「なんでこないの?東日本大震災は来たんだよね!大きい津波が」

ガマ母 「うーん、なんでなんだろう?ごめんよくわからない。揺れ方の問題かな、調べてみるね」

iPhoneで調べ始めたガマ母を尻目に、ガマ兄が一言、

ガマ兄 「まあでもさ、津波がきたらもっとたくさん人が死んじゃっただろうから、こなくてよかった、ってことだよ」

ガマ弟に代わりに説明してくれました。

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【2】おこづかい1円しか残ってないけど、足りる?

「何かできることないかな」というガマ母のつぶやきに

ガマ母 「うん、そうだね。でも大変なことには変わりないから」

ガマ兄 「俺たち、子どもだしなー」

ガマ母 「でもさ、同じ日本にいるのに、何にもやらないって気にならない? やっぱ、募金かなあ」

ガマ弟 「ぼきん、ってなに?」

ガマ母 「困ってる人のためにお金を集めて、送ってあげることだよ」

ガマ弟 「オレ、おこづかい1円しか残ってないけど、足りる?」

ガマ母 「ありがとう。その気持ち、だいじ。ママのお金を足して、後でセブンイレブンに募金しに行こうか」

ガマ兄 「セブンイレブン?」

ガマ母 「一人ひとりがお金送るの大変だから、セブンイレブンが募金をみんなの代わりに集めて送ってくれるんだよ」

ガマ兄&弟 「・・・」

ガマ母 「あーあー、ほかに何かできることないかなあ。ママの友達も、熊本に住んでて大変なんだよ」

ガマ母の独り言に、ガマ兄弟は黙り込んでしまいました。

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【3】ご飯、送ってあげたら?

今できることないかなあ、のガマ母のつぶやきに

思い悩むガマ母の顔色を伺いながら、おそるおそるガマ弟が尋ねます。

ガマ弟 「・・・ねえママ、お腹すいたからアイス食べていい?」

ガマ母 「いいよ・・・。熊本のひとたちは、アイスも食べれないだろうに、幸せだねえ」

まだ幼い子どもたちには、この会話は難しすぎたかな、と切り上げようとしたときに
ガマ兄が顔を上げました。

ガマ兄 「わかった!ご飯、送ってあげたら?」

ガマ母 「・・・」

個人としては現状送る手立てがないし、逆に迷惑にならないかな、という言葉を飲みこみました。

ガマ母 「…それ、いいね。何送ったらいいかな?」

ガマ兄 「すし!」

ガマ母 「キミ、好きだもんね、すし…。確かに今熊本の人食べられないだろうし、おいしいけど、届くまでに悪くなっちゃうかもね」

ガマ兄 「おいしいもの食べたら、元気でるじゃん。じゃあなんだろう?ブタメンとか?」

ガマ弟 「それガマ兄ちゃんが好きなものでしょ?焼肉はどう?栄養あるよ」

ガマ兄 「焼肉はガマ弟が好きなものじゃん」

ガマ母 「何なら送れるか、どうやって送れるか、ママ調べてみる。いいアイデアだね、ありがとう」

まとめ

一連のニュースを見て心を痛める一方、目の前の子どもたちは元気で無邪気。
楽しいことや普段の会話を自粛したり、不謹慎だと自制しすぎるのは
よくないのではないかな、ということは感じています。

じゃあ、「何か手助けしたい」と思ったことを、
ぼーっとテレビを見ているだけでなくせめて考えてみよう。

すっきりと最高の解決方法が出せたわけではないけれど、
親なりに、彼らなりに、一生懸命考えた休日の昼下がりでした。

※掲載内容や連絡先等は、現在と異なる場合があります。

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