【1】柚子の効果
柚子が風邪の予防に良い理由は?

みかんや柚子などの柑橘類はビタミンCが豊富に含まれているということをご存知の方は多いと思います。
そんな柑橘類の中でも柚子は、皮や果肉に含まれるビタミンCの量がみかんの2~3倍!レモンの3~4倍!とかなり優秀だそうです。
「風邪をひいた時、風邪予防にはビタミンCを多くとるように」とはよく聞きますよね。そして、柚子のその他の効果として
・整腸作用があり便秘解消に良い
・美肌効果がある
・花粉症の軽減効果
・疲労回復効果
・安眠効果
などが挙げられるそうです。そんな良い事づくしの柚子を皮ごと使った柚子ジャムを作ってみましょう。
【2】柚子ジャムの作り方
材料

・柚子:15個
・砂糖:800g
・レモン:数滴
柚子の個数は、今回は約5cmサイズのものを使用しています。
大きさによって異なりますので、砂糖800gに対し、小さめのものだと20個程度、大きめのものだと10個などのように個数の調整をしてください。
(1)下ゆで

鍋いっぱいに沸騰したお湯に柚子を入れ、柚子の実を回しながら1分くらいお湯にくぐらせます。この工程を行うことにより、柚子の実が柔らかくなり、果肉が外れやすくなります。
また、熱湯にくぐらせることにより、表面の汚れを落とすこともできます。
(2)皮と実を分ける

次に柚子を半分に切ります。果肉部分を取り出し絞ります。絞った果汁は、種が入らないようザルでこしましょう。
その後、皮を千切りにします。この絞りカスの果肉や種は後で別の用途で使うため、残しておいてください。
(3)鍋に移す

千切りした皮、果肉を絞った果汁を用意し終わったら、両方を一緒にして鍋にうつしてください。
(4)砂糖を加える

砂糖をくわえ、煮ていきます。初めは強火で、煮たってきたら中火にし、泡がたってきたら弱火にしましょう。
(5)あく取り

このようにあくが出てきますので、あくを丁寧に取りましょう。このあく取りを怠ると、苦みが多少残ります。
その後レモンを数滴落とし、ゆっくり混ぜます。レモンを加えることにより固まりやすくなりますし、ジャムが多少長持ちするようになります。
(6)完成

皮が透き通った感じになり、しっかり火が通ったら完成です。
粗熱が冷める前はサラサラと汁気が残っているのにもっと煮詰めなくていいの?と思われるかもしれませんが、冷めると煮詰め終わってすぐより多少固まります。
なので、飴のようになってしまわないよう、サラっとした汁気が残るくらいで火を止めましょう。
でき上がったジャムはパンやヨーグルトに付けでも良いですし、柚子茶としてスプーン1杯のジャムをお湯でといてもおいしいですよ。
【3】柚子ジャムのアレンジ
生姜柚子茶

生姜をちょっと入れ、生姜柚子茶として飲む方法もおすすめです。あまり甘いのが得意ではないという方は、生姜を入れるとピリっとした生姜の味が広がるため飲みやすくなりますよ。
体の芯から温まり、喉の調子が悪い時などはお薬がわりとして飲んでも良いですね。
柚子ピール

柚子ジャムから皮の部分だけを取りだして、重ならないように並べてください。この時、洗って広げ乾かした牛乳パックを使うとはがれやすくなるのでおすすめです。
柚子皮全体に砂糖をふりかけます。そして数日乾燥させます。天候によっても違いますが、表面が乾いたら完成です。
でき上がった柚子ピールにチョコをかけて、柚子チョコピールのおやつにすると、子どももたべやすくなります。
また、ちょっと喉の調子がおかしいなという時などに、のど飴代わりに食べても良いですよ。
柚子風呂

しぼった果肉を台所の排水溝ネットに三重にして入れてしっかり口を輪ゴムで縛ります。これをお風呂に入れたらお風呂場全体にさわやかな柚子の香りが広がります。
ただ、実がボロボロとお湯に散らばらないよう、あまりお湯の中で触らないようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?風邪予防にはもちろん、風邪のひきはじめにもおすすめな柚子。夜寝る前に飲むと体の中から温まり、爽やかな香りでリラックスでき、ゆっくり眠ることができますよ。
ぜひ子どももパパも、ご家族全員で柚子をうまく取り入れて風邪を予防してみてくださいね。
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