足や手の指が赤く腫れ上がり、痛みとかゆみが混在しているようなしもやけ独特のつらさ。子ども時代に経験したというお父さんやお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

大人でも環境により発症しますが、しもやけは、より子どもがかりやすい傾向がある皮膚疾患です。正式には「凍瘡(とうそう)」と呼ばれています。

足の指に発症するケースが多く見られますが、中には手指や耳たぶなどに発症することもあります。

しもやけは、寒さや冷えにより末梢の血液循環が悪くなることが原因で起こります。長い時間、低温の環境におかれることで血行不良になり皮膚が炎症を起こしてしまうのです。

そこには、気温の寒暖差や患部の皮膚温度の変化も関係しており、特に、平均気温が5℃程度の季節に、朝晩と日中の気温差が10℃以上あるような気象条件で、発症しやすいとされています。

単に、気温が低い中で手足の指先が冷えることだけが要因なのではなく、屋外で冷えきったあとに室内で温まり、また屋外で冷えるといったような繰り返しがさらに発症しやすい環境に導いてしまいます。

また、冬の朝などに、とても冷えた状態で置かれている幼稚園や学校の上履きで活発に動くうちに、今度は汗によって靴の中の温度が上昇し蒸れた状態になります。

蒸れたまま履き続けると、やがて皮膚の表面温度が下がり冷えてくるのです。このような靴の中の湿度環境も、こどもの足にしもやけを生み出す要因のひとつと言えます。

つまり、外気に影響されて「冷える⇔温まる(蒸れる)」を繰り返すような状況がしもやけを引き起こしやすくするわけです。

しもやけの症状とは?

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しもやけは症状により大きく2つのタイプに分けることができます。ひとつは、患部が熟れた柿のように腫れる「樽柿型」、そしてもうひとつは、赤い発疹となって現れる「多形滲出性紅斑型」です。

子どもの多くは樽柿型のしもやけで、炎症部分は赤紫色になり、足の指がひとまわり太くなったようにパンパンに腫れる場合があります。

また、外気の冷たさを感じる場所ほど発症しやすいため、足の小指から始まるケースも多いでしょう。

チリチリとした独特のかゆみと、ズキズキするような痛みが特徴です。患部が熱を帯びているような感覚も伴います。

冷えて血行が悪くなっている血管が急に温められ、血流が増すことで神経が刺激されるために見られる症状です。

子どもは、がまんできずにかきむしってしまい皮膚を傷つけてしまうこともありますので、しきりにかゆがっているような様子をみたときには、早めに適切なケアをしてあげましょう。

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